先日の「Thinkpab X390」レビューに引き続き、今回は「Thinkbook13s」を試す機会ができたので、その使用感をまとめてみました。
まず良いところ
見た目
- シルバーで統一されていて、かつ、丸みが少なくシャープな感じ。
- 電源ボタンと指紋認証が一体化されていることでキーボード周りがすっきりしてみえる。
- キーの色がグレイなのでテカリが気になりにくい。
操作性
- Thinkpad系のキーボードとは感触が異なるが、キーのブレが少なく、押し心地は良い。
機能性
- カメラに「Thinkシャッター」がついてるので物理的な安心感。
- スピーカー位置がパームレスト下の左右にあることで音が手前から広がって聞こえる。ウェブカメラのマイクがカメラの左右にあり、マイクとスピーカーの距離がある程度はなれているのは良いかも
- 左側にHDMI、USBType-C、イヤホンマイクジャックがあり、右側にUSB-Type-Aが2ポートと、必要最低限のポートを装備している。
逆に気になったところ
見た目
- とくになし。と言いたいところだけども、最近のideapadとデザインが似ていてThinkの特別感が薄れていると思う。
操作性
- 全体的にすっきりしすぎてて、ノートを開くときに指をひっかけるところがなく開きづらい。
- コストをかけずに多言語配列対応するためか、共通化したフレームのせいで、キー配置やデザインが少し無理やりな感じがする。これにより、押しにくいキーがある。(ただしなれれば軽減するだろうけども)
- タッチパッドのクリック感がカチカチと軽いうえに、音が大きめ。
- Thinkpadのキー配列と異なりCtrlキーとFnキーが逆なので慣れが必要。
機能性
- Thinkと名がついているがトラックポイン(赤ポチ)がない。
- 本体下部にファンの口があり、ファンの音と振動がデスクに反響しやすい。周りが静かな状態だと割とファンの音が気になる。
- 電源ケーブルがUSB-Type Cではく、Lenovo特有の四角いアレ。電源タップ側のコードもデスクトップ用のそれのように太くて持ち運びには向かない。
- キーボード上部のキー(F1~)がファンクションではなくホットキーがデフォルト、かつ、簡単に切り替えができない(切り替え自体はBIOSの設定でできるが・・・)
F2キーを連打してBIOS画面を起動、左から2つめのConfigurationをひらき、Hotkey Modeを「Enabled」から「Disabled」に変更。5つめのExitをひらて、「Exit Saving Changes」を選ぶ。再起動するとホットキーとファンクションキーが反転するのでやっと今までの使い勝手にもどった。折角の機能なのでもっと簡単に切替ができると良いなぁと感じる所。
個人的に使うのなら、持ち歩くことを考慮して、電源周りは交換すると思う。Amazonとかで調べるとUSBTypeCから四角いアレに変換するアダプターが1,500円位で買えるので、コンパクトな電源周りを準備するかなぁ。
ただ、本体バッテリーだけでも結構もつ。満充電状態から公称値13時間ほど使える。さらに急速充電もでき、1時間で80%充電できるので、ちょっとした持ち出し程度なら充電ケーブルは不要かも。
ちなみに、今回試用した「Thinkbook13s」が発売された当初すぐに会社で新人用に数台購入。1年くらいは使っているけど今のところ問題なく稼働している。打合せや在宅勤務で移動しながら使うことが多い昨今ビジネス用途としてはコストパフォーマンスに優れた良い機種だと思うが、これから買うなら14インチのタイプでも良いかも。
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