既に後継の「Thinkpad X13」というモデルがリリースされてますが、今回は敢てひとつ前モデル「Thinkpad X390」について書きたいと思います。
今回レビューする「Thinkpad X390」は、Thinkpadの薄型・軽量・ビジネスモデルで、ひとつ前の「Thinkpad X280」の後継モデル。
「Thinkpad X280」と比べると、液晶サイズが12.5インチから13インチにUPしつつも、左右のベゼル幅が狭くなり全体的にスッキリした印象になった。
多少筐体が大きくなっていますが(縦横幅約1センチ程UP)上位モデル「ThinkPad X1」の14インチよりも気軽に持ち運べる感じ。
LTEオプションやバッテリーの充電速度といったスマホっぽい機能もモバイル用途に適していると思われる。
重量はオプションによって、1.2kg ~ 1.3kg程度と、特別軽いわけではないが、普段私が使っている「Macbook Pro 13」(1.4kg) や「Macbook Air」(1.3kg)と比べて、そこまで重いという印象はないけども、他のメーカーからは 1kg を切るモデルも出ている昨今、モバイル用途をうたうなら、もう少しベースモデルは軽くして欲しいなぁと正直感じるところ。
一般的に気になるであろうスペック項目を、Lenovoショップでカスタムできる最大スペックからまとめてみた。今回試用した機体のスペックも参考までに。
項目 | 最大スペック | 今回試用したスペック |
---|---|---|
CPU | 第8世代Core(U) Intel Core i7-8565U | Intel Core i7-8565U |
メモリ | 最大32GB(オンボード1スロット) | 8GB |
SSD | 1TB(M.2 2280, PCIe-NVMe) | 512GB |
液晶 / 解像度 種類 | 13.3インチ / FHD(1920×1080) IPS /IPSタッチ/ IPS Privacy Guard | 13.3インチ / FHD IPS |
ネットワーク | 有線ポート無 ※1 インテル® Wireless-AC 9560 a/b/g/n/ac LTEオプションあり | 有線ポート無 インテル® Wireless-AC 9560 a/b/g/n/ac LTEオプションなし |
ちなみに、仮想サーバを動かしたり、画像や動画編集のような重い処理でなければ、CPUは Core i5、メモリは 8GB 程度で事足りると思うが、ブラウザで大量にタブを開く様な使い方をしつつ他のアプリも動かすとなるとちょっと心許ないので16GB〜が個人的には推奨。
ポート類は左側奥から順に以下の通り。
1. USB 3.1 Gen 1 Type-C(電源と共有)
2. USB 3.1 Gen 2 Thunderbolt 3
3. イーサネット拡張コネクタ2
4. USB 3.1 Gen 1 Type-A
5. HDMI
6. マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
右側奥から順に以下の通り。
7. セキュリティ・キーホール
8. USB 3.1 Gen 1 Type-A(Powered USB)
9. スマートカードリーダー(オプション一部構成でのみ選択可能)
後ろ側
10. SIM カードスロット& microSDメディアカードリーダー(nanoSIM対応、LTE非対応のモデルだとmicrosSDカードのみ)
今回仕様した「Thinkpad X390」とほぼ同スペックで、CPUがIntelのCoreiシリーズではなく、AMDのRYZENシリーズの「Thinkpad X395」というモデルも存在する。
スペック表上はIntelの方が高いけど、そこまでの性能差はなく、かつ、価格が少し安く設定されているため、十分魅力あり選択肢としてはありかなぁと感じる。むしろ会社で導入するならX395はあり。
今回書いた「Thinkpad X390」は2019年3月に発売され既に今日(2020年8月末)時点で1年半経過したモデルなので新しいモノ好きには物足りないかもしれない。(自分も個人的に買うならX13の方が気になる)
けども、会社での購入を想定すると、熟れたモデルをレビュー記事等々みてある程度安心して導入できるので良いかなぁ(と思ってます。最新モデルを導入してハズレを引いたときの居心地の悪さは機種選定者としては辛い)値段も落ち着いてるので最新モデルに拘らなければ選択肢の一つとして。
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